2016年度のアットホームTVアニメ動画ランキング 2

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月26日の時点で一番の2016年度のアットホームTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

66.2 1 2016年度のアットホームアニメランキング1位
はんだくん(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (561)
2817人が棚に入れました
書道の大家の息子にして、自らもその道で活躍する 高校生書道家・半田 清。
学校ではその近づきがたい佇まいから
孤高のカリスマとして 一目置かれているのだが、本人はそれを 「嫌われている」 と思い込んでいた・・・。

本編の6年前を舞台に、「ばらかもん」の主人公、都会育ちの若きイケメン書道家・半田清舟の高校生時代を描くコメディ。

声優・キャラクター
島﨑信長、興津和幸、柿原徹也、細谷佳正、山下大輝、広瀬裕也

TAMA さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

正直ばらかもん2期の方が良かったと思います。

散々ダメ出しされてる1話…アレはないと思います。会社名も出して『何?名前売る為の番宣なの?』と疑われても仕方ない。
はんだくんの原作も全巻買って見たんですが正直ガッカリです。『ばらかもん』ではない新しい作品、ギャグアニメとしてならなんとか。

キャラは良かったと思います。が、ばらかもんというベースがあるからどうしても『違う!』となってしまうんですよね。声優も違って違和感がどうしても付いてきます。それがストーリーにも+αとして付いてくると『あれ?何を観てるんだっけ?』となってしまいます。

だからこの作品を観るとしたら『ばらかもん』ではない『学園物』として観ていただければ楽しめるかもしれません。
私はどうしても『ばらかもん』が前提にあってそこまで楽しめませんでした。

1つだけ好きなとこがありましてEDです。
話数が進むにつれ、半田くんだけだったのがどんどん人が増えていくんですよね。半田軍やイレイサー以外にも増えて行きます。なんだかんだ半田くんは好かれてるんだなと思わせてくれます。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 9

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

勘違いと思い込みから始まるネガティブ青春ギャグコメディ!

この作品は「ばからもん」のスピンオフ作品ですが、本編とは何の関係もありませんので、この作品から入っても問題ないと思います。

長崎県の五島列島…島民は気さくで優しく自然が豊かで時間がゆっくりすぎていく中で、書道家の半田清は自分探しの旅に出る…

本編のばからもんはこんな感じでしたが、このスピンオフは半田清の高校時代を描いた物語になっています。

もともとは友人の心無い一言が全ての元凶になっているのですが、半田くんは自分が学校中の嫌われ者だからといって、誰も寄せ付けないオーラをビンビンに放ちながら高校生活を送っているのです。

面倒な事も嫌いだし、もちろん争いも苦手…
そんな半田くんは、何故かその手のトラブルに巻き込まれてしまうんです。
もちろんトラブルも大嫌いな彼は穏便に事を済ませようとするか、逃げ出そうとするか…
つまり極力関わりたくない態度を前面に押し出しながら必死に抵抗するのですが、運良く…運悪くかもしれませんが、全てが好転的に回ってしまうんです。

半田くんは物事が好転的に回ったことなどツユ知らず、そそくさとその場を立ち去ってしまうので彼が気付く術も無いのですが、彼の言動には人を心酔させる何かがあるのでしょう…
半田くん…実は相当人気者なんです。
知らないのは本人だけ…だからこの作品の面白さの一つはそのギャップにあると思います。

でも私が彼の言動以上に面白かったのが「半田軍」の存在でした。
半田くんに心酔しきったメンバーで構成された軍団…その結束は鉄壁です。

頭脳明晰でテストは常に学年1位であると共に半田軍の司令塔でもある相沢 順一
元モデルの超イケメン男子…二階堂 礼緒
高校1年の頃の可愛らしさは微塵の欠片もないほど怪力男に変身した筒井 あかね
半田軍で唯一半田くんに心酔していない近藤 幸男

みんな最初は半田くんを知らなかったり、自分の力量の方が上だと半田くんをライバル視していた人ばかり…もちろんイザコザも一度や二度ではありませんでした。
でも半田くんが絡むと事態は好転してしまい、結果的に出来た産物が「半田軍」という訳です。

普段の半田軍は確かに上記の4人の男子生徒…
ですが、半田軍が真に本領を発揮するのは女子が加わってからだと思っています。

この作品の一推しキャラは…金城 美代子さんで決まりです。
半田くんの隣の席の彼女…勉強も出来て友達も多い普通の女の子だったのですが、席が隣であるが故に半田くんとの大切な思い出が出来ちゃったんです…

そこからの彼女は魅力たっぷりです…
決して表舞台で派手な事はせず付いた二つ名が「イレイサー」
そしてその二つ名こそが彼女の真価であり、進化し続ける彼女の勇姿…もう堪りませんでした。
こういう立ち位置のキャラ…私は大好きです。
CVが本渡さん…というのもポイントが高い要因でもありました。
「かみさまみならい ヒミツのここたま」の四葉こころちゃんを演じていたのは知っていましたが、私が彼女を初めて見たのはレガリアの特番でした。
しっかりとMCを努めていたのが印象的で、その後結局「競女!!!!!!!!」の特番もしっかり視聴してしまいました…
今後の活躍が楽しみな声優さんです。

そして図書委員の比良山 かすみ…決して出番の多いキャラではないのですが、何と言ってもCVがくぎゅ…一度登場した時の存在感は半端ありませんでした。

オープニングテーマは、Fo'xTailsさんの「The LiBERTY」
エンディングテーマは、鈴村健一さんの「HIDE-AND-SEEK」

1クール計12話の作品でした。そういえば、ばからもんの半田 清のCVは小野大輔さんでしたが、はんだくんでは島﨑信長さんに代わっていたのは意外でした。
これって、例えば「イリヤスフィール・フォン・アインツベルン」の声優さんが「プリズマ☆イリヤ」では門脇舞以さんじゃなくなってしまう…くらいの大事件じゃないですか。
イリヤは本編であろうがスピンオフであろうが、もう門脇さん以外は考えられないのに…
こういう事もあるんですね。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 18
ネタバレ

どらむろ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

超高校級の人嫌い書道家少年が、カン違いで崇拝される系の学園コメディー

長崎県・五島列島を舞台に、都会育ちの書道家と島民の交流を描く「ばらかもん」…の、スピンオフな学園コメディー全12話です。
ばらかもんの主人公の高校時代のお話、自分は嫌われ者だ(と思い込んでいる)半田君を、本人が知らぬうちに周囲が祭り上げる感じ。
変則的な俺TEE系?
…ばらかもんの先入観や第1話を抜きにしても、コメディーとしてイマイチ性に合わなかったです。

{netabare}『物語』
1話初っ端から30分丸々メタフィクション全開…完全に内輪ネタ、原作ファンでもない限り、まずここで付いていけない。
まあ、1話くらいならご愛敬、2話以降に期待かな…と思いつつ観ていくと。

主人公の半田君は将来嘱望される書道のホープ、才能豊かで近寄りがたいオーラを放つ半田君に、周囲は憧れと畏怖を抱きまくるのだが…
実は本人は極度の対人恐怖症で、自分は嫌われいると戦々恐々していた(その態度が更に畏怖を振り撒く悪循環)
ひょんな事の連続で、学校内に半田君伝説が築き上げられていくのだった…。
…半田君は本人完全に受け身で内心ツッコミ担当、ひたすら周囲が勝手に盛り上がっていく。

半田君と、周囲の認識のギャップから生じる滑稽な展開が笑い所か。
実態の伴わぬ過大評価はオーバーロードのアインズ様(アインズ様は実際強いけど)や、古くはドラゴンボールのミスターサタン…
だが本人は一切望んでいないので…「みなみけ」の春香姉さま番長伝説の方が近いのか、どうか?
ハッタリ(本人不本意だが)だけで周囲をビビらせる、「モブサイコ100」の霊幻師匠に敵組織がビビりまくってた時みたいな可笑しさを、感じなくも無い?

本人の意図に反して周囲がビビってくれる流れ自体は、それなりに面白いとは思いましたが。
30分枠そのネタ一本槍、3話くらいから飽きました…。(うち1話は捨て回なので、実質2話がピーク)
男子絡みの半田軍団ヨイショよりは、女性陣の方が狂気を感じるので、まだ可笑しかったです。
恋文のカン違い展開は結構定番ネタながら、ここが比較的笑えました。
…もう一つだけ見所は。「ばらかもん」に繋がる小ネタ。占い少女の予言が(読者や視聴者視点では)的中しているのに本人は外れていると落ち込むシーンなど、ここら辺はスピンオフとして良かった。

一貫して祭り上げられる半田君、だが実際は誰も半田君と本当の友達になってはくれない…。
ある意味「善意による集団イジメ」にも見える雰囲気が、嫌いでした。
…明白に嫌悪を感じる程ではないけれど、微妙にモヤモヤする。
一応、修学旅行のエピソードは友情少し感じるので良かったのですが、それも僅かに前進しただけ。

総じて笑えるシーンも少しはありましたが、全体的には好みに合わなかったです。


『作画』
半田君が「俺ガイル」の八幡っぽい。
女性陣はそこそこ可愛かった気がする。

『声優』
声優陣は良かったのでは。
注目は金城美代子の狂気を好演した本渡楓さん。こ、こころちゃんとは思えん…。

『音楽』
妙にカッコ良かった気が。
けどテーマに合っているかはサッパリ判断できない。


『キャラ』
半田君はアニメ主人公には珍しい、正真正銘のコミュ障であった。
わたモテのもこっち以来…でも半田君の方が、「どのクラスにも一人はいそうな」普通の少年な印象。
ひたすら受け身で内心ツッコミするのみでは、主人公としては微妙。
超高校級の書道家としての名声が一人歩き、半田清は静かに暮らしたい…。
とにかく、見ていて気の毒でした。

半田軍団では、ニセ半田が比較的面白かった。
主に女子2人に狂気を感じる。{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 23

66.8 2 2016年度のアットホームアニメランキング2位
大家さんは思春期!(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (453)
2166人が棚に入れました
祖母から引き継いだアパートを、大家さんとして楽しく切り盛りする里中チエ(中学1年生)と、
新米サラリーマン・前田さん、チエちゃんを愛でる美人ホステス・麗子さんなどアパートの住人や
近所の人々が触れ合うほのぼのコメディ。
新米サラリーマン・前田さんは新生活を始めるために風呂なしトイレ付1Kのこのアパートに引っ越して来た。
そこでで待っていたのは女子中学生の大家さん! ?
さらに美人のお隣さんも現れて新生活の期待値が急上昇。

声優・キャラクター
久保ユリカ、木戸衣吹、山崎エリイ

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ハートフルな下宿コメディ。

アニメーション制作:セブン・アークス・ピクチャーズ
2016年1月 - 2016年3月に放映された全12話のTVアニメ。

新卒のサラリーマン・前田がこの春から住むことになったアパートで荷解きをしていると、
セーラー服の女の子から正座で挨拶をされる。
この女の子は、女子中学生でアパートの大家さんだった。

原作は、芳文社の『まんがタイム』で連載中の4コマ漫画。

アニメでは、アバン10秒+主題歌30秒+本編80秒という構成。
短すぎるショートアニメは、情報不足・描写不足でつまらないというのが持論なのですが、
この『大家さんは思春期!』では、
情報の取捨選択をして分かりやすい構成にしたのが成功したのかもです。

原作では本当はアパートの住人が他3人ほど登場するらしいのですが、
アニメでは敢えて、前田・大家のチエちゃん・チエちゃんLOVEの麗子さんだけにアパートでの登場を絞って、
チエちゃんを愛でるトライアングラーアニメにしてしまった感じですね。

チエちゃんは可愛い→可愛いチエちゃんにラブラブな大人ふたり
という優しい世界を眺めて視聴者がほっこりするという構図。

かと言ってチエちゃんの友人4人は、アニメでも全員登場しますが。
まあ…この娘たちまでカットしてしまったら、
チエちゃんは学校では友達がいないぼっちになってしまいますので、
アニメでも出番があって良かったというべきでしょうw

短い時間で、テンポよくきちんと登場人物の魅力が表現された良作だと思いました。
仮に2期をやるとしたら、この12話で描けなかったことをやるために流石に時間は増えるでしょうけどねw


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 39

sekimayori さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

潔さ 【67点】

アパートの大家を祖母から引き継いだ中学生少女と、彼女を見守る人たちの日々を描く、ゆる萌えコメディ2分(OP除けば1分30秒)アニメ。


清々しいまでに潔い作品でした。
ひたすら鋭利に磨き上げた「ぐうの音も出ないほどチエちゃんがかわいい」という槍、それを構えて一直線に吶喊するだけ。
でもそれで戦えちゃうんです。
むしろ攻撃力半端ないんです。
もう私ボコボコにされちゃってるんです。
まじで完敗、くっ殺。

語りたいこと第一、チエちゃんのかわいさについては、それこそ内面から外見に至るまで
「庶民的かわいい」「素直かわいい」「天然かわいい」「背伸びかわいい」「制服姿かわいい」「猫耳かわいい」「浴衣姿かわいい」「縛った髪が子犬のしっぽかわいい」「色トレスのほつれ髪かわいい」「つーかもうかわいいからかわいい」
みたいに千の言葉でアジテーションできます。
技術面(?)でも、「あわてるチエちゃん」というおいしいシーンには作画枚数をつぎ込むし、前田さん視点ではたまに被写界深度浅めの画面処理をしてチエちゃんとの距離の近さを演出する。
神は細部に宿るんだよなぁ。
とりあえず4話は大量破壊兵器。

第二に、作品としてはかなりの剛腕で綱渡りを成功させたな、という印象があります。
視聴者がなんとか聞き取れて疲れない程度の早口での演技や、アイキャッチ(?)を即座にねじ込む強制的な場面転換。
そうした思い切り良い演出により、90秒で一つのエピソードとしてなんとか成立するようオチをつける。
「潔さ」は引き算の美です。
でも、最低限の起承転結、お話という器がないと、「かわいい」を盛り付けることすらできない。
上記は一例だけど、潔く「かわいい」を貫ける裏側には、要素を取り払いすぎて空中分解しないよう紙一重のラインで踏みとどまる、クレバーな判断が隠れているのかもしれません。
剛腕には違いないので、作品の色や視聴者の好みによっては諸刃の剣ですが、存分に楽しませてもらった私にとっては英断でした。


ちなみに、少し古いですが、5分アニメ増加の背景に言及したデジタル記事がこちら↓
 mantan-web.jp/2013/04/14/20130413dog00m200034000c.html
要は製作費が安くて利益回収のリスクが低い、ということらしい。
2分(枠的には3分)アニメだとなおさらですね。
チエちゃんのかわいさを極度に強調して印象付ける戦略は、原作漫画の宣伝アニメとしての効率性から言っても合理的。
スポンサーにとってコスパ良く、かつ萌え豚にも優しい、win-winなアニメだったのではないでしょうか。
さぁ原作を買おうか。


蛇足。
石浜さんチックなOPが吉原さんで意外だったけど、チエちゃんが空に舞うカットの疾走感からは確かに夜ヤタやモン娘を感じる。
もう一つ、ガンダムで久保さんの声が聞こえる度に「チエちゃんだ!」と和んでしまった。


【個人的指標】 67点

投稿 : 2024/12/21
♥ : 17

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

大家さんは本当に中学生?

かわいい主題歌を除くと1.5分×12話。
わずか18分の瞬間的なワンダーランド。
チエちゃんかわいい。
ただそれだけのロリアニメです。

チエちゃんのほのかに火照った頬。
チエちゃんのキラッと輝く丸く大きな眼。
チエちゃんのサクランボで結んだワンサイドアップ。
チエちゃんの鈴を転がしたような声。
見てるだけ、聞いてるだけで犯罪です。

最終回のちよちゃんのうなじアップ!
どこからどうみても完全犯罪です(←なんのこっちゃ)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 34
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